仕事柄、復縁したい元彼へ送る、メールやLINEを添削する機会が多いのですが、彼の求めるであろう内容とは遠くかけ離れたメッセージを作っていることに気付いていない方は結構多いです。
例えば、彼が良い気分になって貰えるような返信のつもりが、神経を逆なでするような内容だったり、彼が困るような内容を送ろうとしていたり。当然、返信を得ることは困難となります。
こうした現象がどうして発生するのでしょうか?
この部分について考察し、そうならないための方法について考えたいと思います。
「心の奥底では、彼のことを理解したら負け」と思っている事実・・・
大まじめに考えて作成したメールなのに、彼の現実をまるで無視したメッセージを送ってしまう。
でも、当人は、「彼を理解しているつもり」なのです。
そういう大きなズレが発生する理由それは、「彼のことを理解したら負け」という深層心理です。
わかりやすく、彼に別の恋人がいる場合の復縁希望の方の例を出します。
復縁したい彼には今別の恋人がいる状態です。
さらに、お互いの交際は順調な状態。
それでも、メールを送りたい人です。
その思考背景にも、「彼のことを理解したら負け」という思考背景が存在していると思います。
すなわち、
「彼に他の女がいたって、私には関係ない、そもそも、そんな状況理解したくもない。
でも、継続的にメールをすれば、そのうち、きっと心を開いてくれるはず・・・」
こういう風に考えてしまうのです。
こう言う方は、うすうす、”「彼のことを理解したら」自分が復縁活動を続けていくことが出来ないのでは?”という思い込みを持っている場合が多いようでした。
「すぐに送らない方が良いですよ。慎重になった方が良いですよ」という風に伝えても、「私が連絡しなければ、もっと仲が深まってしまうから、抑止のためにも連絡を入れた方が良いと思う。」というように、連絡をしない方が良いと言うことがわかってもらえにくいのです。
共通するのは、”こちらが彼のことを理解する努力をしてしまったら復縁する術が無くなってしまうのでは?”という潜在的な恐怖です。
彼を理解すると復縁活動が出来なくなる?
彼のことを理解したら、「復縁活動しない方が良い」という答えを導いてしまい、「復縁活動が出来なくなるのでは?」という疑念を抱えている方は彼を理解することが困難です。
基本に立ち返ってもらいたいのですが、復縁活動で大切なのは、彼の状況を理解すること、現実を直視することにあります。
そこから見ると、”彼を理解したら負け”という発想は大きな間違いということに気づくと思います。
もしかすると、このように考える人は、彼のことを理解した上で、「復縁活動をしない方が良いのでは?」という答えを自分で導き出すことに恐怖を感じているからこそ、それが出来ないのかもしれません。
「復縁活動をしない方が良いのでは?」と思った場合の対処
あなたが、彼に対しての理解を深めた上で、「復縁活動をしない方が良いのでは?」と考え始めたらどうしたら良いのか?というと、一度、答えを出すのを棚上げして下さい。
つまり、「復縁活動をしない方が良いのでは?」という思考を深掘りしないで思考を中断してください。
そして、一度、復縁以外の他の取り組みを進めてください。
なぜなら、あなたが、「復縁活動をしない方が良いのでは?」と考えるとき、ネガティブループに入り始めていることが多いからです。
そう言うときに、この思考を継続すると、どんどん、復縁活動に対して悲観的になってしまうからです。
「復縁活動をしない方が良いのでは?」という思考を中断している間に、あなたの好きな趣味や友人との交流、仕事などをして時間を過ごす間に、ふっとあなたの疑問に対するより建設的な答えが、浮かんでくるタイミングが来ます。
それはお風呂に入っているときかもしれませんし、ベッドに入って眠りにつこうとしているタイミングかもしれません。
そういう時にふっと、「良い答え」が出てきます。
その時に、「やっぱり復縁活動をした方が良い!」という答えが出たなら、復縁活動に戻りましょう。
そして、その答えが出たなら、もう、そのことでくよくよ悩まないで気持ちを切り替えることが大切です。
なぜなら、ふっと出た答えは、あなたの潜在意識が導き出した答えである可能性が高いからです。
その答えに自信を持ちましょう。
そうすることで、「復縁活動をしない方が良いのでは?」と思ったときの気持ちをリセットして、前向きに復縁活動を進めていく気力をよみがえらせることが出来ます。
「彼のことを理解しても負けない」理由
復縁活動と一口に言っても、いろいろなケースがあります。
彼に他の恋人が出来ても、復縁したい。
遠距離になってしまったが復縁したい。
夫婦仲が悪くなったので、改善したい等など。
全てのケースに言えるのですが、「彼のことを理解して、復縁の状況が悪くなった」ということはありません。
「彼のことを理解して、復縁の状況が悪くなった」と感じるのは、
”あなたの今までの現状認識が甘くて、実際にはもっと大変だったことに気づかされた場合”です。
そう言う場合には、正しく現状を把握できたという意味で、最初の状態よりも、復縁活動は進展したと考えて下さい。
後退していません。だから「彼のことを理解しても負けたことにならない」のです。
「敗北感を感じるかもしれない」という謎の不安から逃げることよりも、彼を現実を直視し、理解する努力をすることの方が復縁に近づく行動です。
そこに気づいて下さい。
彼を理解して、彼の現実がわかった方が、あなたの復縁可能性は上がる。
たとえば、彼を理解しようとしたとき、実際は、「自分が考えるよりも、彼は深い傷を負っていた」と気づいてしまった。
こうした場合には、当初に想定した冷却期間よりも時間を空けるなどの対応は場合によっては必要でしょう。
しかし、それは、「彼を理解することが出来た」という意味ではプラス材料だと思います。
彼が大して傷ついてないと思って、継続的に連絡を入れたりしていれば、マイナスイメージの上塗りになっていたかもしれないからです。
あなたが彼に求めることは「理解して欲しい!」ということ。
復縁活動で一番難しいことは、あなたの「彼に理解して欲しいという願望」をコントロールすることです。
実は、この「彼に理解して欲しいという願望」が、あなたが彼への理解を妨げる最も大きな要素なのです。
「彼に自分の気持ちを伝えたい。」
「自分の話を聞いて欲しい。」
「自分のことをもっと知ってもらいたい。」
こう言う気持ちが強ければ強いほど、彼を理解しようという余裕がもてなくなってしまいます。
彼を理解するためにどうしたら良いか?
このように、あなたの「承認欲求」(あなたのことを彼に知って欲しい、存在を認識、意識して欲しいという欲求)がもっとも、”彼を客観的に理解すること”を遠ざけてしまう要素になります。
あなたの「承認欲求」がみたされないままに、彼にアプローチをして、進展した試しは過去一度も無いからです。
そのため、これを彼以外を利用して満たしていく必要があります。
例えば、他の友人や他の異性、家族知り合いなどに、打ち明け話をしたり、自慢話をして褒めてもらうようにしてください。
一番良いのは、自分自身で目標を立てて、実行して、自分自身で達成感を感じることですが、その前に出来る簡単な方法は、他の友人や他の異性、家族知り合いなどに、打ち明け話をしたり、自慢話をして褒めてもらうことです。
(※注意!復縁の話をして慰めてもらうことではありません)
そうして、承認欲求をまずは満たしましょう。
その後に、自分自身で立てた目標に向かって取り組んだりしながら、自分自身の承認欲求を満たしていってください。
十分に承認欲求を満たした後で、彼に対して理解する努力や取り組みを進めていきましょう。
これが、彼を理解できるようになるための、あなたのコンディション作りになります。
まとめ
彼を理解できない一番の原因は、「彼に理解して欲しいという願望」が強すぎることです。
あなたを彼に理解してもらうには、あなたが彼を先に理解することが必要です。
そのために取るべき行動は、あなたが、まずは承認欲求を彼以外によって満たすことです。
そうしたら、次は、自分自身で承認欲求を満たしてください。
その次は、彼の現実を理解する努力をしてください。
そして、彼を理解してください。
そうすれば、あなたは彼に理解してもらえるようになります。
順番にすると、
あなたが彼を理解するためには?
↓
STEP1:あなたが、まずは承認欲求を彼以外によって満たすこと。
↓
STEP2:自分自身で承認欲求を満たすこと。
↓
STEP3:あなたが彼の現実を受け入れる。
↓
STEP4:あなたが彼を理解出来るようになる。
あなたが彼を理解できるようになり、それを正しく伝える事が出来れば、彼はあなたを理解してくれるようになります。
これが、彼があなたを理解してくれるようになる順番です。
そのためにも、是非、あなたが彼を理解するためのSTEPを進めていけるようにこの記事を読み込んでください。