あなたの復縁したい気持ちの源泉は執着でしょうか?好意でしょうか?
好意なのか執着なのかわからないという人は意外と多いです。
その違いについて今回考えたいと思います。
実際、気持ちというのは形がないものなので、判別は難しいと思います。
今回の判別方法も1つの答えであり、ファイナルアンサーではありません。
他の判別方法もあるかもしれません。
あくまで、私たちの現段階での経験則を言語化したものとなります。
あなたの自分自身の気持ちをクリアにする一つの手段と考えてください。
では、執着と好意の違いについてメスを入れていきたいと思います。
1:好意か執着か?それは、あなたの心の中の問題である
実は、「好意なのか執着なのかわからない」というのは、あなたの中の問題なので、彼には全く関係のない問題です。
ですので、これがわかっても、何かが変わると言うことはありません。
ですが、あなたが、復縁活動で良い方向に向かっているのか、悪い方向に向かっているかの指標になるという意味では、復縁活動に役立てることができると思います。
2:執着と好意の違い。
執着というのは、言葉ベースです。
すなわち、「復縁したい」と言葉や思考でたくさん繰り返した結果、染みついた言葉が、テープレコーダーのように連呼されているようなイメージでとらえてください。
いわば、言語での反復による、見せかけの好意という風に考えても良いでしょう。
それに対して、好意は、イメージベースです。
ふっとある場所に行ったら、過去の光景を思い出して、思わずほほえましい気持ちになった。
それで、彼に純粋に幸せになってもらいたい気持ちがわいてきた。
好きな気持ちを思いだした。
というように、言葉よりも、イメージベースで出てきた感情ととらえると違いを判別しやすいと思います。
執着している人というのは、何度も、言葉ベースで「復縁したい。」
とか「結婚したい」とか「つきあいたい」
こういう単語を思考ベースで何度も繰り返していることが多いです。
その際、イメージというのは、余り使われていません。
言葉と思考が、何度も何度も頭の中で反復されるので、そこに感情が伴いにくいのです。
感情が伴っていないから、よりいっそう混乱してしまうことも多いです。
それは、思考と感情がかみ合ってない自分自身に矛盾を抱いてしまうからです。
そうすると、思考ばかりどんどんフル稼働して、思考が堂々巡りして、良くない方向へと流れていってしまうことが多いのです。
こうして、執着を持っていると、ポジティブ感情・ポジティブ思考よりも、ネガティブ感情・ネガティブ思考の方がわき出やすくなるわけです。
それに対して、好意というのは、イメージで出てくることが多いです。
たまたま、彼とあって、楽しい会話ができたら、
「あぁ、心が温かくなった。」
「やっぱり、好きなんだ。」
と心の底からわいてきた。とか。
彼と一緒におしゃべりをよくしたカフェを通りがかったら、楽しかったときの記憶が思い出された。「あの時は楽しかったなぁ。」とか。
そう言う気持ちに基づいていれば、好意と考えて良いでしょう。
このように好意に基づいている場合、明るいイメージ、ほほえましいイメージがわいてくる結果、好ましい自分磨きが何かを見つけやすくなり、彼が思わず笑顔になるようなメールが思いついたりしやすいです。
3:執着に基づく行動と好意に基づく行動の違い。
執着に基づいている場合、自分目線に基づいていることが多いです。
(自分が)復縁したい。
(自分が)つきあいたい。
(自分が)結婚したい。
と多くの場合、自分発信になっていることがほとんどです。
そのため、彼の都合や気持ちよりも、自分優先で行動しやすくなります。
したがって、執着が強い方は彼に対して、気持ちの良くない言葉や振る舞いを、知らず知らずに進めてしまうことが多いです。
逆に、好意に基づいている場合には、相手目線で考えやすくなります。
彼は、何を求めているんだろう?
彼は、どうすれば幸せになるだろう?
彼はどうしたら、喜ぶだろう?
というように、相手目線にたってかんがえる傾向が強まります。
相手目線に基づいた提案や連絡の場合には、彼にとって、メリットや快をもたらす話題になりやすいので、やりとりが続きやすくなります。
このあたりでまとめたいと思います。
4:執着と好意の違いのまとめ。
判別法1:思考ベース、言葉ベースの好き、復縁したい、結婚したいは執着。イメージベース。心がほっこりするなら、好意。
判別法2:自分目線なら、執着。相手目線なら、好意。
あなたの彼に対する気持ちはどちらでしたか?
もし、執着だった場合には、一度、彼からフォーカスを外し、趣味や仕事、友人との交流、他の異性を見るというように、外側に意識を向けていくことで、執着から好意へと変容させることができるでしょう。
人によっては、時間がかかるかもしれません。
ですが、執着が優位にあるときには、アプローチをしたり、連絡をするよりも、あなた自身のコンディションを高めて行かれた方が得策だと思います。
5:執着から好意に変わらない場合
こういうケースは少ないのですが、つきあったときに、楽しい想い出よりも、つらい想い出や、ケンカの想い出、良くない想い出の方が多いときに、執着から好意に変わらないことが多いです。
この場合には、復縁に時間がかかることが多いケースといえます。
なぜかというと、例えば・・・復縁したいという裏に否定するかもしれませんが、下記のようなネガティブな理由が潜んでいるときがあるからです。
・彼に不幸にされてしまったから、仕返しをしたい。
・彼に名誉をけがされてしまったから、復縁して、自分の名誉を回復したい。
・彼に都合良く扱われてしまったから、復縁して、自分自身の尊厳を取り戻したい。
・生活のために、金銭目的で、彼と復縁したい。
そう言う場合には、なかなか執着から好意に変わりません。
こうした場合には、あなたは他の手段で、自分の名誉を回復したり、自分自身の尊厳を取り戻す。
彼に頼らず、生活基盤を作り上げると言うことを進めていかれた方が結果的には復縁に早いことが多いです。
他にも、親との関係性を改善したら、雰囲気が和らぎ、内面の変化を周囲に感じ取ってもらえ、彼にも内面が変わった、雰囲気が変わったという風に思われ、そこから、再度関係を再開できたという方もいらっしゃいます。
あなたの気持ちが執着で、それがなかなか好意に変わらない場合には、復縁活動をいったん止めてみて、復縁以外で、自分自身の悩みを解決することがないかを考えてみましょう。
その悩みを解決したあとに、あなたの心境の変化が訪れると言うことも多いです。
最後にシリアスな内容をお伝えしましたが、全体的に見れば、好意ベースで復縁を考えている方の方が多いので、ネガティブに考えず、そういうものかと頭の片隅に入れておくだけで問題ないと思います。
ですが、もし、あなたの復縁したい気持ちが執着からくるもので、なかなか好意に変わらない場合には、上に書いた切り口の方が、結果的には、復縁の近道になることもあります。
もし、一方向からのアプローチでどうにも進まないと言うときには、一度、自分自身を俯瞰して、どういう問題を抱えているか?
それは復縁以外で解決できないか?
という風に思考を切り替えてみても良いと思います。
思考を切り替えて、行動した結果、思わぬ突破口が出てきたというケースもたくさんあります。
あきらめず、前向きに進めていく気持ちを忘れないようにしましょう。